このレビューはネタバレを含みます
記念すべき人生500作目は歴史的名作
見てみたら名作なんてレベルではない
これがイタリアンネオリアリズムか
戦時中にこれが現在進行形で撮られたというのだから驚き
それは文字通りリアルになるわけだ
当時は物資や金銭的に撮影に苦労したそうで、短いネガが手に入るたびにロケを行ってたらしい
歴史に疎すぎてイタリアって降伏したあとドイツが占領してきたの知らなかった、、、
映画としてもすごい
最初5分くらいを見た段階では歴史資料的な映像かと思えば、だんだん引き込まれていった
前半はサスペンス要素が強く、老人を病人に見せかけるために子供が鍋で叩いたと言うシーンなんかはコメディの片鱗さえみせる
クライマックスは拷問シーンと神父の射殺だが、ただ惨さを描くだけでなく、ドイツ軍将校が、自分たちが行っている惨殺に懐疑的であったりする様子なども描かれ、一層物語に深みとメッセージ性をもたせてる
子供たちが非常にたくましい
神父のおじさんすごい好きなキャラだった
ラスト子供たちがと神父の射殺を目にして立ち去っていくシーンは、いくらゲシュタボが躍起になって神父のような人間を殺しても、いつか子供たちがまたレジスタンスの跡を継ぐのだということを暗示しているらしい
ここまで古い映画は初めてみたが、映画オタクでなくても確かに一度は見たほうがいい名作だった