やさしい女の作品情報・感想・評価

やさしい女1969年製作の映画)

UNE FEMME DOUCE

上映日:2015年04月04日

製作国:

上映時間:89分

3.8

「やさしい女」に投稿された感想・評価

見逃すとなかなか観れないブレッソン


2015年9月22日、早稲田松竹にて鑑賞。 
早稲田松竹はACTミニシアターとともに、学生時代によく通った名画座であり、いまだに健在であることに感激した。(学生時代は大学生協に割引券が売っていて安かったが、今日の一般料金1300円も安くて嬉しい。) 

さて、今日のお目当て映画はブレッソン監督の『やさしい女~デジタルリマスター版~』。 
ブレッソンは、一度見逃すと(ソフト化されている作品も少なくて)なかなか観れなくなってしまう。 

この映画、チラシには『女神(ミューズ)ドミニク・サンダ、17歳のデビュー作!』と記載されているが、映画で観ても若くて綺麗である。

衝撃的な冒頭シーン、「倒れるバルコニーの植木鉢」→「空から舞い降りる白いスカーフ」→「路上で血を流している女」の映像美。 

質屋をしている男の声「16歳ぐらいに見えた」というナレーションから物語は始まり、その16歳ぐらいに見えた女性がドミニク・サンダであり、賢くて教養のある学生のようだ。ゲーテも憶えているくらいであり、質屋の男はその女学生が気になり始める。 
…そして、……といった感じの物語であるが、この映画の原作はドストエフスキーということで、途中何度か哲学的な雰囲気が漂う。 

冒頭では初々しい女性のドミニク・サンダが、物語進行につれて異種な女になっていく様が素晴らしい。
MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

2.6
ドミニク・サンダ。緻密で捉えどころのない存在感。彼女が画面に登場した瞬間の驚異的な異常なまでの美しさは、まるでエイリアンのよう。これは“やさしい女”が鳥へと変貌する物語だ。冷酷なまでの旅立ちは、どこか奇跡的だ。

映画、文学、音楽、演劇、美術、博物館。『やさしい女』にはすべての芸術的要素が凝縮されている。ブレッソンはそのすべてを研究し尽くしたという。そして街の色調、ネオン、人々、習慣等は60年代のパリを映す鏡である、そうだ。
旦那が脚ばかりにキスしてて、だからモテないんだよ、と思った覚えあり
鑑賞メーターより
ああ…わかり合えない夫婦。なんとなくブルーバレンタインなんかと同じ箱に入る感じ。回想形式なので結末は知った上でじわじわ「その時」に近づいていくので、いつくるか?と気が気じゃない。そんな決断しなくても、って思ったりするけど、そうもいかない広がった亀裂。ドミニク美しい
超傑作!神オープニング!
青空、白いストール、赤い血。綺麗な色、リマスター素晴らしい。ベランダから始まるキレキレの編集。飛び降り、車の急停車、駆け寄る人々。このスピード感の中にひらひらと舞い落ちるストールの美しさよ!鳥肌たつ。
「オープニングが凄すぎる。交わらない愛と、愛のない肉体と、愛のない動きで満ち尽くし、そして死がある。人間が愛や自由を求めるのは、棺桶の蓋を閉められるまでの反抗なのか。至福」
田村

田村の感想・評価

2.9
退屈すぎて寝た
内装や服が質素だけど趣味が良い。
あおい

あおいの感想・評価

3.0
正直、少しもわかりませんでした(-.-;)

オープニングの映像は、斬新でハッとします。風になびくスローモーションような白いストール。
車の喧騒とともに、街行く人の脚の群れ。
凄いです。

ただ人物は難解。お金と安定を求めて結婚したのに、質屋というお金の仕事と夫を軽蔑してるのか。
新婚初夜のベットで飛び跳ねる初々しい姿は、微塵もなくなり、愛は消え失せる。
あのスープの飲み方は、確かに愛が消え失せる説得力はあったかな!

ハムレットの劇中劇も、わからなかったし、この映画は、左脳ではなく、右脳で観る映像なのかも知れません。
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