MiYA

ウィンブルドンのMiYAのレビュー・感想・評価

ウィンブルドン(2004年製作の映画)
4.0
なんといってもポール・ベタニーとキルスティン・ダンストの2人がいい。テニスをやっている人間から見て、ポール・ベタニーの動きはホントにテニス選手のそれで、素晴らしい。これだけでも本作は特筆に価します。そして誰がなんといおうと、キルスティン・ダンストは可愛いい!(テニス選手としての動きはいまひとつですが、そんなにプレーシーン多くないので問題なし)。恋をするとプレーが絶好調になる男子と、逆にスランプになる女子という2人のラブコメディとしてユニーク。人生の後退期に栄光と愛を勝ち取るというわかりやすいハッピーエンドも後味よし。

テニスのプレーシーンはリアルだし(もちろんボールはCG)、プロスポーツ選手の心情もよく描けているし、スポーツ映画としては極上の部類といえます。

これって、ずっとイギリス人がウィンブルドンで優勝できなくて「せめて映画の中だけでも」という、イギリス人のテニス愛が作らせた映画なんだろうなぁ(その後実際にアンディ・マレーが優勝するわけですから、それもまた感慨深いです)。「メジャーリーグ」や「二番目のキス」なんかと並ぶ、偏執的な「スポーツ愛映画」といえるでしょう。

テニス好きという自分のバイアスを排除しても評価は余裕で★4つ!
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