とり

ウィンブルドンのとりのレビュー・感想・評価

ウィンブルドン(2004年製作の映画)
3.5
軽めで爽やかな清涼感ステキかよ、愛の力ってやつ。舞台装置だけ特殊に変えたロマコメ王道コースなので予想は幾分できるけどオシャレでそれなりに機知に富むし、何より曲者ポール・ベタニーが魅力的に主演を務められる器であることを証明している。彼はその個性的で怖く狂気の似合う風貌のために主役になる事は稀だけど素晴らしい役者だ。だって僕が本作を見たいなと以前から思っていた理由もただそれに尽きる、あのポール・ベタニーが!と。キルスティン・ダンストとのコンビでキャラの対比も見事なブロンド二人のかわいらしい二人を堪能しよう。キャラクターが気まずかったり必死だったりする時ほどキュートで観客は笑える。まさしくポスタービジュアルのまま白色って感じのライトさにリアリティーを付け加える実際のウィンブルドンのコートでの試合シーン。色んな事が試合の結果を左右するテニスの試合のように男女も駆け引きするし周りも騒がしくなるから"Quiet please."。引退発表が無視されるのは切ないぜ、誰か聞いてあげようよ。しかも他の出演陣もサム・ニールにジョン・ファヴロー(今のチーム・アイアンマン?)に、弟役には今をときめくジェームズ・マカボイも。作品としてはスマートな雰囲気の割に案外コテコテな語り口だったりもするけど、そこもキライじゃない。むしろ好きかも、漂うヨーロッパ臭と日本人受け良さそうな避暑地・観光地感。こういう映画も時に人生には必要だろう。

「はじめは皆夢がある」「11位だ!」「テニス界ではお袋並み」「選手権終了時に有効だ」「離れてはいられない」
「私も勝利が大好き」
マーク・マコーマックに捧げる 1930~2003
TOMATOMETER61 AUDIENCE57
Critic Consensus: A predictable, bland rom-com, but Bettany proves to be an appealing lead.