子どもの頃、この映画のビデオテープが実家にあった。実際に見たことはなく、母からは「車線変更から悲劇が起こるお話よ」と聞かされた。
そこから勝手に、交通安全啓発系映画(なんてつまらなさそう)と思い込んで20年。
やっと観ました。もちろんだけど、「無理な車線変更は危ないよ」という話ではなかった、よかった。
物語中盤、主役の男2人の復讐合戦に対して「バカなの?」って毒づきまくった。ところが段々面白くなってきて、これでもかと続々降りかかる災難に喜びはじめる私。
そして最後、驚きの5分感。
贔屓目に見ても、ギャビンは「家庭」やら「子ども」やらにグッとくる人間に見えないから、彼の心の変化の理由はいまいちピンとは来ないけど、、好きな終わり方ではありました。ベン・アフレックがこの救いようのないクズ男を引き受けた意味も、ラストで納得。
人生、180度ひっくり返して別の道を歩くのは難しい。けど、ちょっとずつ車線変更して、目指す方へ向かうことなら出来そうな気するよねきっと。