3104

宇宙大怪獣ドゴラの3104のレビュー・感想・評価

宇宙大怪獣ドゴラ(1964年製作の映画)
3.2
軽やかでどこかとぼけさえ感じるタッチで気軽に観られる。しかしダイヤ強盗パートと怪獣パートの乖離や甚だし。

60年代半ばのこの時期に産炭地が描かれるのが切なくもあり。この作品に限らず、50年代後半から70年代初頭頃の邦画で観られる、近代化な部分とそれまでの古い光景の“混ざり合い/せめぎ合い”のような描写が常に愛おしい。

ドゴラは日本初の宇宙怪獣との事だが、技術的な問題等で姿も活躍もあまり描かれてないのが残念(一番の見どころは冒頭の「空飛ぶ酔っ払い」だ)。
北九州のシーンのいくつかで、現地で撮ったと思しきシーンの手前に明らかに合成で人を加えていたのはどういう事情だろうか。
3104

3104