ゆーさく

デッドゾーンのゆーさくのレビュー・感想・評価

デッドゾーン(1983年製作の映画)
4.0
スティーヴン・キング原作。
デヴィッド・クローネンバーグ監督作。


スティーヴン・キングでよくある、特殊能力持ってるせいで起こる悲劇モノだけど、
その中でも、デッドゾーンは格別に哀しい運命背負ってる。
ホンマにエエこと無しの人生、この主人公。

主人公ジョン・スミスを演じるのはクリストファー・ウォーケン。
反社会勢力の顔つきなのに国語教師の役。

事故をきっかけにある能力を得ることになる主人公。
その能力によってある事実を掴んでしまい、否応無くテロリストになっていくジョン・スミス。
ここでやっと見た目と職業が釣り合う。

ウォーケン持ち前の迫力の目の演技で主人公の悲哀と決断を表現してくれる。


ジョン・スミスの高潔な精神が格好良い。
スパッと迎えるエンディングは、胸に迫る切なさだ。



キング原作の映画化では屈指の出来だと思う。
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