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モスラ対ゴジラのswansongのレビュー・感想・評価

モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)
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もすら~Ya!もすら~♪
どんがかさくやん いんどぉむぅ~♪
るすとぉうぃらあどぉ♪
はんばぁはんばぁむやん♪
らんだぁばんうぅらだん♪
とんじゅかんらあぁ♪
かさくやあああむ♪

初代小美人の歌声の豊かなこと!

モスラ勝つか?ゴジラ勝つか?
時は東京オリンピックが間もなく開催されようという1964年のGW、 東宝映画の一枚看板どうしがシネスコサイズの大スクリーンで景気よく激突する驚異の総天然色特撮映画!

…たしかにそういう映画なんだけど、 肝心のゴジラ様のご尊顔やプロポーションがなんだかおかしいぞ。

肥大した頭部。
弱体化した脚部。
白眼に近い三白眼。
「エースのジョー」そっくりに垂れ下がった頬っぺた。

おまけにやたら滑ったり転んだりするし、 背びれの「チェレンコフ光」はちょっとしか見られないし、 なにより放射熱線の命中率低すぎるやろ!(笑)

しかも「大きな昆虫」ごとき( 失礼!)に翻弄された挙げ句…
もう完全に善玉モスラの引き立て役ですやん!

ここから「美しくて強くて恐ろしいゴジラ」復活まで、 果てしなく長い道のりが続くんですよね。

むかし誰かが言ってたけど、 東宝はありったけの製作費をかき集めて、 黒澤明先生にゴジラを撮ってもらうべきだったと思います。 遅くともこの「モスラ対ゴジラ」の次ぐらいに…


"TOHO SCOPE"のロゴ、 そして暗転。

黒一色の画面。

どおおおおおん どおおおおおん…

館内に響き渡る足音。

そして咆哮。

重低音の効いた伊福部サウンド。

明滅するチェレンコフ光。

「ゴジラ」


毛筆体のクレジットタイトル。


総監督 黒澤明

監督 本多猪四郎

脚本

黒澤明
本多猪四郎
岡本喜八

特技監督 円谷英二

音楽 伊福部昭

出演

佐藤允

三船敏郎

水野久美

八千草薫

宝田明

星由里子

平田昭彦

浜美枝

志村喬

若林映子

仲代達矢

佐多契子

木村功

千秋実

田崎潤

天本英世

藤木悠

有島一郎




いかんいかん。
この案件について語り始めると、 またもや持病の「妄想癖」が再発してしまいます!(笑)

(*≧σ≦)) シャボンダマ ラララララララ~♪

追記)

毎朝新聞社の頑固一徹な鬼デスクを演じた田崎潤さんが素敵ですね!


2020ー107
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