トトCINEMAライフ

モスラ対ゴジラのトトCINEMAライフのネタバレレビュー・内容・結末

モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2017 11/19 BS5にて再鑑賞

元祖「モスラ〜やっ モスラ〜🎵」by ピーナッツ

の作品はコレ👆

二人の絶妙なハーモニーと神秘的且つ呪文的な曲が、中盤から終盤にかけて作品を彩っている❗

モスラの生まれ故郷、インファント島での長老&赤い人々?!と、日本から派遣された黄色い衣装の3人の一連のやり取りが、ドリフのコントにしか見えないのはご愛嬌(笑)💦

原住民との遭遇の後、三浦博士(小泉博)と新聞記者(宝田明)が二人してあんな場所でスーツなのが、なんとも言えないチープさを醸し出している 苦笑

言葉も通じない、文化的にも全く違うであろうインファント島への派遣案の懸念に対して、三浦博士が放ったセリフが残る

「…誠意を持って当たれば何とかなるでしょう…」

・・・えっ❓そんなテキトーな見切り発車で色々進んじゃうの?!(笑)

個人的に、全編通じて名脇役の藤木悠がコミカル❗志村けん的で微笑ましい😂

まぁ、色々と突っ込みどころは多いがゴジラ映画のテーマである…

(怪獣や災害を生み出したのは人間、その象徴に人間が甚大なしっぺ返しに合う・・・だから人間のヒーローは要らない)

という警鐘はしっかり鳴らしている…シリーズの根幹はそれであり、ゴジラ・モスラ・幼虫の戦いはそれを興味深く見せる為の装置だ‼

だが、シン・ゴジラは違う、狂言回しのはずの政治家の主人公を、最後にはヒーローとして描いている

この国の為に‼と口にすれば「カッコいい勇ましい人」と何でも受け入れると思ったら大間違いだ❕

本作のゴジラなどは、都心で都合よく活動停止などしない‼
とにかく、何でも都合よく描く…その為には、序盤にイイ雰囲気だった首相を始めとする重要閣僚を一瞬で排除した?!

結局は、"野望"の映画だ…

そこが"ゴジラ映画"としての大きな違いだ❕

あくまでもゴジラは"破壊神"…それも、人間の過ちが生み出した産物というのを外したら、それはタダの

似て非なるもの❕

それが昭和・平成のゴジラや怪獣シリーズには愛着が湧いたが、シン・ゴジラは合わないとする理由だ…

別にアナログ感が良くて、ハイテクで早いのがただただ苦手と言ってる訳じゃない❗

初代、本作、84ゴジラは名作