dita

魔術師のditaのレビュー・感想・評価

魔術師(1958年製作の映画)
3.5
@シアターセブン ~ベルイマン生誕100年映画祭~

真実はいつもひとつだけど何を信じるかは自由だし、媚薬で手に入れる愛だって真実の愛かもしれないからわたしにも媚薬を売ってください。でもやっぱり金も大事ってところが面白かったなぁ。仕返しのホラーシーンが格好よくて怖くて最高。

魔術師たちも科学者たちもみんな下世話なところが人間味があって面白い。結局自分が今何を信じるかによってものの見え方や考え方は変わるんだから、人の魔術を笑うな、人の恋愛を笑うな、人の好きな映画をバカにするなってことなんじゃないかな。

阪急三番街のマジックコーナーが大好きなわたしは魔術vs科学なら断然魔術派なわけで、いや科学も面白いけどわたしはわたしの信じたいことを信じるし、要するにプロレスってやらせなんでしょとかいう人は屋根裏で渕さんに怒られなさという話(違う。

(昨日のスターリンの葬送狂騒曲に続きタイトル噛みそう問題が勃発したけどちゃんと家で練習したので「まじゅちゅし」ではなく「まじゅ(少し間をあけて)つし」と言えたことを報告します)
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