おけい

魔術師のおけいのレビュー・感想・評価

魔術師(1958年製作の映画)
4.0
これは喜劇だったのか。と途中気づく。

前半の一言も言葉を発しない魔術師のミステリアスで悲哀を込めたような目力に惹かれたのだが、喋るようになってからガクッとオーラが無くなり、その差が凄かった。なるほど。これは喜劇に間違いない。逆にこれだけの差を出せるマックスフォンシドー凄い。

イングリットチューリンやビビアンデショーンなどベルイマン作品によく出演する女優陣も大変魅力的である。

冒頭の森の中のシーンや、後半のオカルトシーンの映像美はさすが。
おけい

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