Shirorin

魔術師のShirorinのレビュー・感想・評価

魔術師(1958年製作の映画)
3.5
交霊術、超能力、幽霊といったオカルトと、そこで生まれた恋物語。
ベルイマンにしては分かりやすいコメディ。

19世紀の半ば、ヨーロッパを旅する魔術師ヴォーグレル博士(マックス・フォン・シドー)の一座が領事の館に拘束される。魔術を見下す町のおえら方に芸を見せなければならない。彼ら一座はどうやって危機を逃れるのか…というストーリー。


冒頭の森の中を馬車が往くシーンの木漏れ日の美しさ。モノクロならではの味わい。

マックス・フォン・シドー相変わらず大きくて迫力がある。1人だけ頭突き出してるよ。
でも、化粧落とすと、アンタ誰?てくらい別人。魔術師メイクが凄くそれっぽくて怪しさ満点。

普段男装している妻役のイングリッド・チューリンはとてもキレイでした。

私も結構魔術や奇術は信じないというか、トリックを知りたくなるタイプ。

人体浮遊術ではあっさりネタばらし。
でも、その後の警察署長の奥さんに暗示をかけて秘密を喋らせたり、御者を見えない縄で縛り解けなくなるという芸はホンモノか。

この後の屋根裏部屋でのドタバタ。
医者ビビらせるのは楽しい😆
手首はちょっと気持ち悪かった💦
目玉や手首は一体どうやって…?


ラストがどんでん返しというにはちょっとあっけなかったかな…。
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