Taro

湯殿山麓呪い村のTaroのレビュー・感想・評価

湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)
3.5
悪インディー•ジョーンズwww
いや、別にアクションするわけじゃないんだけど(小さい窓から入ろうとして入れなくて壁に宙吊りになって「助けてくれー!」とか言うぐらいには体を張るけど)、主役の考古学者(永島敏行)の、目的の考古物第一で他の事は二の次っぷりが徹底していて、本家のインディー•ジョーンズも本質的には同じ(人質となった恋人の救出よりアークを大事にする等)なんだけど巧い具合に演出されてカッコ良く印象付けられてるのが、この作品では、恋人も周囲で起こる殺人事件すらも目指す発掘を前にしては利用できるものは利用するぐらいの扱いのままフォローもなく突っ走る。
裏で流れる横溝正史的な陰惨な背景展開と、そんなのどうでもいいと言わんばかりの悪インディー•ジョーンズの持ち味のギャップにおかしみを見出せるかどうかが、この作品を楽しめるかどうかの分かれ目になるのではないだろうか。
個人的にはこの金田一耕助ともまた違った意味でドロドロから一歩下がって冷静な(?)俯瞰者となるキャラクター像のままでシリーズ化してくれても面白かったんじゃないかと思う。