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オテサーネク 妄想の子供のdeadcalmのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
4.2
チェコ版ポスター (https://www.filmposter.net/en/otesanek-greedy-guts-original-release-czech-movie-poster/) が良すぎて若かりし頃自室に貼ってた。たぶんだからモテなかったんだと思う。

それはいいとして、ある種のメタフィジカルなホラーの作り手であったシュヴァンクマイエルが非常に直接的なホラーを作ったのがこれ。エグくて怖い。けど演出がずっと普通ではないのでどこかずっとコミカル。エヴァ夫人の絵はヤバい。
目玉焼きを舐めるパッケージはインパクトはあるけれど、何故このシーンを選んだのかはよくわからない。けど、何となくすごく適切な気もする。

ストーリー的に連想するのは「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」や「ブレインデッド」。あと、過去にシュヴァンクマイエルが特撮で参加したオルドリッチ・リプスキー監督の食人植物もの娯楽映画「アデラは夕食前」(「アデラ/ニック・カーター プラハの対決」) からの繋がりも想像される。
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