Rosso

ラブリーボーンのRossoのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
4.0
これは泣く。
なんて不条理なんだとやりきれねえよ。

主人公は14歳の女の子。
まさに命日に恋の予感が訪れてウッキウキな中よ、
ダッサいママンお手製帽子もちゃんと家出る時と帰ってくる時には被ってあげておくその優しさよ、
冒頭語り部として自ら私殺されたんやで〜と仰ってるから、展開が分かっているにも関わらず、
頼む!逃げてくれ!逃げ切ってくれと願うこの気持ち。
それを嘲笑うかのような演出。

いや〜滲みますわ。
残された家族の気持ちにも泣くし、妹が先越したのを見守る様もこれまた泣く。

最後は法の元の正義の鉄槌が下ることを信じて見続けましたよええ。
しかしまたこれもリアリティあるというか不条理としか言いようがないね。
せめてもの氷の鉄槌はありましたけども、本当に宙ぶらりんにされた遺族サイドはこれを信じるしかないよな。
残された人間の気持ちの持ちようの限界もパパが察させてきたし何かもうあらゆる面で泣けてくるね本当に。

元々家族モノには弱い私なのでこれは久々にグッと来ましたよ。

もっといつもの調子でティーンエイジャーの発展途上のたわわが云々言うのも一考でしたが、これはちょっとそんな気分にはなれなかったな。

ギュッと(蛇足パート丸ごとカットなど)圧縮してぜひ中学校の道徳の時間で生徒にこれ題材に感想文書く機会をお願いしますよ、公教育の偉い人。