地味で存在感が薄く、職場でも孤立している主人公エリオット（ブレンダン・フレイザー）のもとに悪魔が現れ、魂と引き換えに7つの願いを叶えようと取引を持ちかけたことではじまる騒動。
夢を叶えるための代償として痛みや苦しみも伴うという童話などでもよくある単純明快なコンセプトながらも、これがまたブレンダンならではの【正統派のカッコよさを持ちながらも胡散臭いキャラ憑依系の安定感】で、何度観ても笑える。
願いごとの力を借りて、
思い描いた別の自分になるエリオット。
それがまた毎回微妙にズレてしまい、想像と違う結末に…
億万長者に麻薬王、バスケットボール選手…
ブレンダンが何役も演じ分けている様々な人物はヘアメイクでコテコテに扮装していて、その姿が可笑しくて楽しい。
同じパターンが続くと中弛みな展開に陥りがちだけど、ブレンダンだからこその持ち味炸裂で、まだまだいろんなキャラを見てみたくなる面白さがある。
美女の姿をした悪魔が
妖艶さとコミカルな雰囲気を併せ持っていて、ピタッとしたタンクトップにタイトなパンツ姿がサマになってる姿もカッコいいし、彼女も人間界では警官など様々な姿をしていたりするので登場場面が待ち遠しくて、あんな悪魔になら会ってみたい（笑）
全体的にコメディなので重苦しさや濃厚なラブシーンなどもなく、シンプルで分かりやすい展開なのでいろんな世代が笑いながら楽しく観られる系の作品。
