TAKU

オペラ座/血の喝采のTAKUのレビュー・感想・評価

オペラ座/血の喝采(1988年製作の映画)
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アルジェントの作品の中では一番好きかな。ただ、原題や邦題で「オペラ」を強調していながらラストの舞台が、ハイジとペーターが出てきそうなアルプスの野原だとか、殺人鬼を見つける方法がカラスを飛ばして探させる(そして、本当に見つかる)とか、 アルジェントの演出はどこか抜けてる部分があり、決して完成度が高い映画とは言い難い。まぁ、そこがアルジェント作品のチャームポイントでもあるのだが。

しかし、殺人鬼視点の主観映像は素晴らしいの一言に尽きる。また、映画評論家の高橋ヨシキ氏が語っているように、本作では目の下にたくさんの針をセロテープで止められ、目を見開いた状態で人が殺されるのを「見なければならない」という行為と、観客がスラッシャー映画で人が惨たらしく殺されるのを「見る」という行為がシンクロしていて興味深い。

主人公のマネージャーであるおばさんが、ドアの覗き穴を覗くといきなり拳銃が撃ち込まれて殺されるシーンは、A-Bリピートしたくなるくらいカッコいい!!。