せーや

オペラ座 血の喝采のせーやのレビュー・感想・評価

オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)
3.8
ふぅ…。
監督、変態だなぁ…。

オペラ座の演目「マクベス」
主演の女優の事故による降板で
代役のベティが舞台に立つことに。

不幸を招くと噂の「マクベス」
主演女優の事故をきっかけに
オペラ座では不可解な連続殺人が勃発。

「サスペリア」などで有名な
ホラー監督ダリオ・アルジェント。

「サスペリア」も「フェノミナ」も未見で
アルジェントも名前くらいしか知らなかったけど
なかなか鮮烈な映画を撮る方なんですねぇ。
アルジェントファンからしたら変化球な入門かも。

まず、血の量がすごい。
血がね、とにかく赤いの。
赤すぎて、これは赤なのか
なんだかもうわからない。

次いで残虐な殺害方法。
そこ刺しますか~~!?って。
珍しい刺し方ですよね~~!?って。
なんでその角度~~!?って。
あらーー!エグいねーー!って。

そしてカメラワーク。
一人称視点の独特な撮り方に
不思議な寄り方。

さらに主人公を襲う数々の拷問。
やっぱり「まばたき針責め」ですよね!
痛い痛い痛い!ってね!

さらにさらにカラス。
カラスが色々な場面で印象的に使われてます。
あんなに鳴き声にイラついたことはない。
もうしばらくカラスはいいや。

さらにさらにさらに曲。
オペラ座の映画=オペラ音楽のはずなのに
なぜか大事なところはハードなエレキサウンド。

一番印象に残るのは?
と聞かれたら「カラス」「まばたき針責め」「目」です。
この映画で一番多用される「目」のアップ。
アルジェントは目に恨みでもあるのか?
と言わんばかりの目のアップ!
犯人の目もなかなかだねぇ!
あんななったらフツー気絶してるよ!ってツッコんだら負け?

サスペンス要素あり
ホラーとして完成されている
映画として面白い演出の数々。

アルジェント、いいねぇ…。
せーや

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