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ビューティフル・ガールズのnozomiのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ガールズ(1995年製作の映画)
3.7

同窓会に出席するために故郷へ戻ったウィリー。昔の仲間と他愛のない会話をしたりして過ごす中、実家の隣に引っ越していた13歳のマーティという少女に出会う。

20代後半、大人といえる年齢になりながらも精神的な意味でイマイチ大人になれない男達と、彼らを取りまく女性達のヒューマンドラマ。

恋人がいるのに人妻と浮気したり、破局寸前まで結婚に踏み込めなかったりする男性陣に「共感できない」というレビューが多いが、なんだかんだ言っても映画に出てくるような一途な男性こそ偶像であって、女性の顔や性格に点数をつけちゃったりする彼らにリアリティを感じました。

男性陣がしっかりしない分、芯のある女性が沢山出てきます。

クール・ビューティーなアンデラ役のユマ・サーマンや、ウィリーに想いを寄せるマーティ役のナタリー・ポートマン。

ラストのほうでマット・ディロン演じるトミーが「男は何故馬鹿なのか」と呟く。この一言にこの映画の全てが集約されているように感じる。

自分の身を案じてくれる素敵な女性がいるのに目移りばかり。女性の支持はなかなか得られない映画かも。私は意外と楽しみながら観ました。
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