みおこし

ミスティック・ピザのみおこしのレビュー・感想・評価

ミスティック・ピザ(1988年製作の映画)
3.8
やっぱり80'sの映画って本当に最高〜!まだデビュー間もないジュリア・ロバーツ主演の初々しい青春映画でした。

米・コネチカットにあるピザ屋「ミスティック・ピザ」では、キャットとデイジーの姉妹と、その親友のジョジョの3人が働いている。それぞれ人生の岐路に立たされている夏、ずっと忘れられない恋に巡り会うことになる。

友情、ひと夏の恋、ちょっとしたばか騒ぎ、未来への一歩、最高の音楽...。これぞ80'sという感じの要素が詰まっていてお腹いっぱいです!
老舗の美味しいピザ屋さんで働いているという設定もまた親しみやすくて、思わずピザを食べたくなりました(笑)。
ジュリア扮するキャットは絵に描いたようなおぼっちゃまのチャールズとの一見釣り合わない恋愛に悩み、真面目な妹デイジーはベビーシッター先の優しいお父さんに淡い恋心を抱き、彼氏(なんとヴィンセント・ドノフリオ!今回は悪役じゃない!笑)持ちのジョジョは彼との結婚に踏み出せず...。それぞれのエピソードが胸キュン要素MAXだし、何より甘酸っぱくて最高。特にデイジーのエピソードは泣けました...。
恋に悩んだ時ほど、女同士の友情は人を強くしてくれるなぁと。3人の絆にもまた泣けてきて、改めて女友達を大切にしなきゃなと教えてもらった気がします。車の中で3人がアレサ・フランクリンの"Respect"を夢中で熱唱するシーンなんて、もう最高に楽しそう!!女子校時代を思い出しました(笑)。ジュリアとアナベス・ギッシュが可愛いのは言わずもがな、リリ・テイラーって個性派の女優さんの印象が強かったけど本作では特に魅力的で好きになりました。

一番笑ったシーンはキャットが浮気を勘付いて、相手の車にガソリンを垂れ流すシーン。いくらなんでもやり過ぎなんだけど、キャットの強気な性格ならやりそうだし、ジュリアもハマり役なのでなんかブッ飛びすぎてて爆笑でした。でも可愛いから許せちゃうんだよなー。

男性陣もみんなカッコ良い!ドノフリオ兄貴は一見クマさんのような怖い風貌で実は誰よりも彼女思いというよくいるタイプの彼氏役がぴったりだったし(笑)デイジーが恋するお父さん役のウィリアム・R・モーゼスも、おぼっちゃまチャールズ役のアダム・ストークももうみんなイケメン!!(笑)語彙力がなさすぎて恐縮なのですが、とにかくイケメンなんです。もうそれだけで美味しい作品でした(笑)。

これこそ平日、サクッと寝る前に観るとエネルギーをくれるステキ映画でした。全力でオススメします!
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