ある

ローレライのあるのネタバレレビュー・内容・結末

ローレライ(2005年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

潜水艦の奥にいる機会に繋がれた少女、香椎由宇の姿を見たくて鑑賞。
幻想的で人間離れした存在かと思いきや、そこまでではなかった。
設定は好きだけど、個人的にはもっと詳しく、人間兵器の仕組みが知りたかったところ。原作を読むことも視野に入れている。

第二次世界大戦終盤の話だからか、「日本の未来が」「若者の未来を」「大人がおこした戦争」などの言葉を多用。
何度も何度も訴えるような映画だった。

主人公の親友の死は見逃しそうなほど呆気なかったが、それが逆にリアル。艦長は悔しくて仕方なかっただろう。
対照的に、柳葉敏郎の最期は胸がとても苦しくなって泣いた。必要な死だった。

途中で船を降りる船員が多く、戦争モノの割には生存者が多くて救われる気持ち。
ラスト、船の全員死ぬ描写がなくてよかった。ほんの少し希望が持てる。

CG感が強い。心情の掘り下げや戦況説明が中途半端な気がするので、このスコアに。
ある

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