ガブポッシブル

ローレライのガブポッシブルのレビュー・感想・評価

ローレライ(2005年製作の映画)
3.7
「従来型のソナーを耳とするなら、あれ(ローレライ)は目です」
おおっ、カッコイイ!
秘密兵器ローレライの正体が超能力少女だったと言う設定は素晴らしい。SF戦記もの、いや特撮映画としても面白かった。
軍事オタクに言わせると、脚本、設定のディテールやリアリティはかなりおかしいらしい。俺にはさっぱり。
でも映像のビジュアルは最高。樋口真嗣監督は特撮映画をよくわかっている(本作の特撮監督は佛田洋)。
それに出渕裕デザインの水密服を着た香椎由宇がエロい(夫のオダギリジョーは毎晩、由宇にあの衣装を着せてやってんだろうな)。

蛇足なのは、ちょこちょこ出てくるエリックのくだり。とくにラストの老人エリックと日本人作家のやりとりなんて時間のムダ。製作の亀山千広のアイディアらしいけど、エリックのシーンは全部カットすべき(2007年に地上波初放送された際は、ナレーションを一切省き、ラストシーンも未公開版へ変更されたそうだが、そっちは未見なのでわからない)。
ラストは、最後の力を振り絞り、原爆輸送機の爆撃を果たした伊五〇七はアメリカ軍の一斉砲撃を受ける。どこからか聞こえてくるパウラの歌声が響き渡る中、劇的な最期を遂げる伊五〇七。その数日後、どこかの浜辺に打ち上げられたローレライの中で眠る折笠とパウラ、でいいじゃん。