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トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1のEDDIEのレビュー・感想・評価

4.0
『トワイライト』シリーズも遂に終章。ベラとエドワードの結婚、幸せいっぱいの2人に訪れる子宝と悲劇。前半の甘酸っぱく幸せな模様から後半の重苦しいシーンの落差がハンパない。

突っ込みながら鑑賞を続けながらも遂に完結です。前編のパート1と後編のパート2の二部作構成ですが、どちらも一気に鑑賞した上でのレビューとなります。
まずは本作パート1について。

人間とバンパイアの恋ということで、数々の困難を乗り越えながらも2人は遂にゴールイン。家族や友人に祝福されながらも、2人は孤島の別荘にハネムーンへ。
アリスがスーツケースの中にセクシーな下着を入れるなどして照れるベラですが、その後彼女はエドワードと一つになります。
2人の幸せそうな雰囲気、突然の夫婦喧嘩など微笑ましくも観ていた前半から打って変わり、後半はまさかの重苦しい展開に。

さて、「トワイライト」シリーズは恋愛映画ですが、もう一つの見どころは多種多様な能力を持ったバンパイアたちの戦闘シーンです。ただシリーズ4作目の本作はその戦闘シーンがほぼありません(いや、まったくなかったか?)。
ただ、シリーズとしてかなり深みと重みのある作品。ゴールデンラズベリー賞多部門ノミネート作品でもありますが、シリーズを追いかけてきたファンにとってはかなりの覚悟が必要です。

ベラはハネムーンの後、愛するエドワードとの子を腹に宿します。ただ様子がおかしい…。この彼女たちの子供が2人を、そして一族を危険に陥らせていくのです。
出産シーンなんかなかなかにエグい。アクションシーンがない分、ここに全振りしてきたのではないかというぐらいキツい。

色々と腑に落ちない部分もあるのですが、出産から結末のベラ“新生者”として覚醒、後編へ続くの流れはとても良かったです。

本作はクリステン・スチュワートファンには酷なぐらい、彼女の痩せこけていく苦しそうな姿を見せられます。
だけどもこの後に続く物語、また彼ら人間と共存するバンパイアたちの物語に結末を用意するには必要不可欠な作品です。

さて、後編パート2のレビューはまた夜にでも。

※2020年自宅鑑賞79本目
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