パエリア太郎

ハート・ロッカーのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
4.2
主人公が登場しない冒頭の処理シーンですでに掴まされました!!
登場人物もコンパクトに非常に上手に配置され、わかりやすく作られてます。
戦闘描写はもう文句ない!怖いっ!!
誰がテロリストだかわからない感じ、とてもハラハラします。

ハンディ映像や、ふとした第3者の視点、この世界に自分もいるかのような汗臭い血なまぐさい気持ちになります。
無音映像もあわさり、圧迫感が尋常じゃありせん。
途中、主人公の精神に揺らぎまともではない場面、戦場は不穏な音楽が流れ、これが非常に効果的に働きます。
一つ一つの演出が見事で、映画に入り込んでしまいます。
めっちゃ面白いです!!!

僕の目と頭が悪いのか
この自殺願望すらありそうな、スリルを楽しむ主人公兵士が揺らぐものの、物語を通して大きな変化や命やチームワークについて立ち止まる様には見えない。
逆に戦争狂が治らない

そんなラストにも思えて、生き様といえば生き様、そんなに死にたいの?!と思えば、なんかなーと思ってしまうラストにも感じました。
パエリア太郎

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