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ハート・ロッカーのこどものレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
4.0
善悪の概念を通り越した「仕事」としての命のやり取りがある。自らの選択が生きるか死ぬかを左右する人々が、スーパーでどのシリアルを買うのかというような日常の選択をくだらないと思うことには理解できる。そして、この映画はその事について否定していない。もっといえば、戦争という営み自体をあからさまに否定するような描写もない。ただただ、爆弾処理班の戦場での生活をリアルに描いているだけだ。
余計なベクトルを挟まないから、残酷でストレート。目の前にある出来事としての戦争を肌で感じさせられる。
忠誠だとか、偽善だとか、理想だとかの話じゃなくて、もっと渇いたカタチの戦争があった。

喉が渇く
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