原作は山本兼一の小説。
尾張熱田の宮大工、岡部又右衛門一党による安土城建築のお話。
キャストは悪くないんですよね。
西田敏行、大竹しのぶの名演はさすがですし、ほんのチョイだけですけど水野美紀の殺陣も良いです。
椎名桔平、寺島進、夏八木勲、緒形直人らも良いですね。
反面、福田沙紀は要らんですわ(笑)。
この名優達と共演すると下手くそさ加減がもろに露呈します。
福田沙紀がらみのシーンをまるっと削っちゃった方が短くなって観やすいのに。
オスカーのゴリ押しなんだろうなぁ。
ストーリーはなんか起伏が乏しいんですよ。
淡々とブツ切れのエピソードが並んでる感じで、展開が下手くそですね、もったいない。
ラストも、あーゆー終わり方じゃなくて、
天下一の城を目指して、さんざん苦労して建てた安土城がたった3年で焼失したこととかの説明入れた方が無常観が込められて良いんじゃないかなぁと。
全体的にまとまりの悪い、もったいない作品。