『アラビアのロレンス』のデビッド・リーン監督の初期の作品に当たる名作メロドラマ💖
記念すべき第1回カンヌのパルムドールに輝いた作品🏆
ノエル・カワードの戯曲『静物画』を映画化したもので、カワードも製作に名を連ねる✨
いわゆる中年の男女のW不倫モノなのだけど、これぞ純愛…❣️
ただの不倫モノと括るにはエモさが溢れる作品🥹
お互い一線を超えないようにと自分を抑えながらも、惹かれあい、お互いを必要としてしまう感じがもどかしい。
ラストシーンから始まるオープニングがまた意味深で、一連の2人の出会いと時間の経過を観てから真に迎えるラストシーンは、当たり前だけど感情移入が全然違うし全く違ったものに見えてくる面白さ🥹
何気ない言動、行間に意味があったことが分かるのも構成が上手い👏
元々の戯曲は駅の喫茶室だけを舞台とする、短い一幕劇とのことなので、このラストシーンが起点になってるのも納得だし、映画化にあたり情緒面をかなり膨らませたのかなぁと思えた😌
現実味のある結末もヒロインの夫の対応も、全てが切ない作品🥺
主演の2人セリア・ジョンソンとトレバー・ハワードは特別美男美女って感じでもない慎ましい佇まいがまたリアルなんだろうな〜✨
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」がまたグッと響く旋律🎶
クラシックの楽曲を1曲だけ、映画音楽に用いるという試みはなんと今作が初めてとのこと🎼✨
皆さん高評価だけど、恋愛ものがそもそも刺さらない私はスコアはこの辺で…😇