マッサージ屋2号店

重力ピエロのマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

重力ピエロ(2009年製作の映画)
4.0
大学院で遺伝子学を研究する奥野泉水(加瀬亮)は2歳下の弟・春(岡田将生)とは昔から仲が良かった。
春は街の落書きを消す仕事をしているが、イケメンで正義感の強い弟に泉水は劣等感を持っている。
2人の父親である正志(小日向文世)は妻の梨江子(鈴木京香)亡き後、男手一つで育ててきた。
しかし正志がガンに侵されている事が分かり、2人にある秘密を打ち明ける・・・。

劇場公開時以来、9年ぶりに鑑賞しました。
伊坂幸太郎の原作という事で一筋縄ではいかないという頭はありましたが、想像以上に重く辛い映画で呆然とした記憶があります。

改めて見てもつらい話。
春の出生の秘密が明らかになり、そこに向かって動いていく描写が何とも言えない。
遺伝子学を絡めたミステリーにもなってますが、種明かしされても正直よく分からない(笑)
ま、そこは恐らくどうでもよいのだろうけど。

泉水と春がもちろん主役なのだろうが、小日向文世演じる父親の生き様に非常に感動します。