和桜

髪結いの亭主の和桜のレビュー・感想・評価

髪結いの亭主(1990年製作の映画)
3.4
映画や小説において、床屋さんは様々な人間が集まる場として描かれるので面白い。本作もそんな人物達がやってくるわけで、主人公の夫婦がまた個性的で魅力的。
ルコント監督ということで、今回も中年の淡い夢や幸せを終わらせてしまうのかな。と思っていたら突然の結末だった。カンナ・ガリレアは美しいし、ジャン・ロシュホールの謎ダンスは改めてこの役者さん好きだったなあと感慨深くなる。
「彼女の魅力は深刻ぶらないこと、心地よさだけを求めようと決めたかのようだ。」こういう台詞の積み重ねが好きすぎる。
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