《ご長寿の映画》、Vol.14。
『007』、2作目。
今のご時世、まさにロシアには愛を込めて欲しいものだ。
前作でドクターノオの野望を打ち砕いた007、ジェームズボンド。
今度はそのドクターノオが属していた秘密結社、スペクターがその雪辱を果たさんと、ボンドに刺客を送り込んでくる。
ソ連の暗号解読機“レクター”。それを奪取するために現地に遣わされたボンド。
そのどさくさ紛れで罠を仕掛け、刺客を送り込む。
英国とソ連の諜報合戦の最中でお互いで消耗しあってる間を影で立ち回り、ヒタヒタと近づいてくるスペクターの刺客。
ボンド、ショーンコネリーの魅力、色気。
カッコ良すぎる。女たらしなのに、むしろ女の方から骨抜きなってやって来る感じ。
見た目も渋いが、この英国紳士の代名詞のようなホスピタリティと優しさも兼ね揃えたジェントルマン。
“殺しのライセンス”である007の前に1人のハンサムな英国紳士。素敵過ぎる、ジェームズボンド。
尾行されても、殺し屋がやってきても、罠にハマっても、不意打ち食らっても。
どんな時でも決してボロを出さず、スマートな出立ちで窮地を乗り切る。罠にハマって罠にかける。
冷静沈着で、虎視眈々とたった一度のチャンスを自分で作り、その機を逃さず徹底的に。
たった1人の男が裏の巨大な組織を相手取り、大立ち回り。
彼も途中まで事態がわからず翻弄されるものの、真実を手繰り寄せてスペクターに立ち向かう。
そこからはもはや暗号解読装置はどうでも良くなってる感じになってくるが、その表向きの任務からどんどん深いとこに話が進んでいく。
ただどこまで進んでいっても、女好きの彼が憎めない。色男すぎる男、ジェームズボンド。
そして、ダニエラビアンキ、美し過ぎる。
ショーンコネリーが色男だからなのか、ダニエラビアンキが美しいからなのか、この2人がいきなり唐突に惹かれ合うのになぜか納得してしまう驚異的なオーラがすごい。
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