Ryo

キング・オブ・コメディのRyoのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.0
「どん底の人生で終わるより、一夜のスターになりたい」

愛と暴力は表裏一体。それを表現した映画

ージョーカーとの共通点ー
主人公は自分の良いように妄想をし、でも誰にもわかってもらえない。虫けらのように扱われる。でもめげない世の中と闘って行く事をきめた主人公だ。

ータクシードライバーとの共通点ー
両作とも女性に自分をわかってもらえなかったり誰からも注目を浴びれずに最後行きすぎたことをして成功する。両作とも行き過ぎたやり方ではあるが大衆は主人公がヒーローでありスターなのだ。結局大衆ごときに主人公の気持ちも本当の事もわかりやしない。

ーラストー

主人公のパプキンは夢見るがあまり現実と妄想の区別がつかない。これはラストまで続きパプキンは果たして本当にスターになったのか、それとも刑務所で見ている夢なのか観客はわからない。

ー主人公のジョークー
彼のジョークはとても笑えるものではありません。悲惨な幼少期や誘拐したことなど人生を笑われているのです。鈍感な主人公は最初から勘違いを重ねてきました。そんな彼の悲しさも見えます。
Ryo

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