こしあん

キング・オブ・コメディのこしあんのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.0
「ウルトラ・ポジティブ・パワフル暴走芸人」パプキン爆誕😅

『ジョーカー』を観たあとに鑑賞。
うん、オマージュたっぷりですね。
比べるのは野暮かもしれませんが、私はこちらのほうが好きですね。まだ救いがあって、鬱屈した気分にはならなかったので💦
でも人としては、パプキンよりアーサーのほうが好きです。アーサーには共感したけれど、パプキンは自分勝手な人という印象しかない。
『ジョーカー』と『キング・オブ・コメディ』は対になっていて、ふたつでひとつの作品として完成するのかなって思いました。『ジョーカー』で谷底に落ちたような気分になっていたのですが、『キング・オブ・コメディ』を観ることで這い上がれたような感じ。

【ここよりネタバレあり。『ジョーカー』の内容にもふれます】







なんというか、パプキンと『ジョーカー』のアーサーは、社会から孤立しているという似たような境遇にありながら、まったく正反対の結果になってると思うんです。まぁ、アーサーのほうが数段ツライ状況ですけど…。

同じ幹から分かれて、(一瞬でも)地上で咲いて散った花と、地下に深くのびて耐えて耐えて爆発してしまった根っこ。

「人生ドン底で終わるより、一夜の王になりたい」
イカれてるけど、このパワーと執着と行動力、見習いたいって思いました。
どっからくるんだその自信は!っていうほどのナゾの強さと自己肯定感。

しかしどちらの作品も、やはりラストは妄想だったということでしょうかね……。
笑えないジョークだなぁ。

『ジョーカー』のラストシーンで、追いかけられながら左右にバタバタと逃げるシーンは、この映画のオマージュだったんですね。このシーンだけ、やけに浮いてるなぁと思ってたけど、オマージュならまぁ仕方ない😅

漫談は意外にもちゃんと面白かったです😄
でも、笑いってつくづく難しいなって思いました。芸人さんて、やっぱりスゴイ。