キング・オブ・コメディの作品情報・感想・評価

「キング・オブ・コメディ」に投稿された感想・評価

“王は夢の外でも中でも笑いに変える”
ロバートデニーロ演じる34歳無職の芸人志望のパプキンが憧れのコメディ王ジュリーを追いかけ回しながら、有名芸能人になろうとする話。
マーティンスコセッシ監督。

ジュリー=夢の象徴、憧れの地位という考えのパプキンはありとあらゆる手段でそれに近づき、なってやろうと努力する。

ストーカー、立て篭もり、偽証詐欺、拉致監禁…全てがクレイジー極まりないのだが、デニーロが演じると胡散臭くて可愛く映ってしまうのが恐ろしい。
普通にサイコなんだけど、なぜこんなにキュートに感じてしまうのだろう。

途中バカにして見つつもメッチャ不安になるけど、あのラスト20分でそれらがパワーに変わる瞬間にめちゃくちゃ元気をもらえる。

爆発力満点。整合性とかリアリティとか無視して、全ての芸事を目指す人を勇気付ける煌めきがこの映画にはあると思う。

スタンダップコメデイの真髄をそこに見る。

スコセッシ作品はそれなりに観てきたけど、一番本作が清々しくスカッとさせてくれたなあ。
最首

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3.5
とあるお笑いコンビの名前にもなっているこの作品。
序盤は?が二つくらい並ぶが、徐々に徐々にロバートデニーロ演じる主人公のヤバさに気づいていく。
最後はもしや実話?と思うほど。
panda

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3.0
テープぐるぐる。
ルイ

ルイの感想・評価

4.0
"君らは僕がイカれてると思うだろう。だがドン底で終わるより一夜の王になりたい"

"僕は自分の人生を見つめてイヤなこと腹の立つことを笑い飛ばす"
羖虺

羖虺の感想・評価

5.0
凄まじい…

デ・ニーロが出る映画は他にも見てきたけど、この映画でのイカれた役ぶりは群を抜いている。

デ・ニーロの怪演っぷりを観るだけでもお腹いっぱいなのに、大都会の中で心を病む人間を描かせるとスコセッシは絶品だな。
孤独の恐ろしさを『タクシードライバー』とはまた別のヴィジュアルで訴えかかけている。

コメディアンを目指す男が主人公の映画にもかかわらず、その狂気に観る者は笑うことすら許されない。
Haruki

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4.6
妄想癖のある男の、惨めで切ない物語。
成功と注目を求めるがゆえの狂気が描かれ、強烈な印象を与える。

テレビの出演シーンでは、彼の悲しい境遇が語られるが、それゆえの成功願望だったのかもしれない。

ラストはどっちだろう。

この作品でのデ・ニーロの演技は彼の最高傑作かも。
Shu

Shuの感想・評価

4.3
なんというか異質が時に天賦の才能を持つ
という言葉が1番先に出てきた。
あそこまでのメンタルの持ち主はもはや芯の強さかある種の才能なんだろうな。
とにかく出てくる登場人物が全員ヤバいw
あんなやつらに周りで付きまとわれたらキツすぎる、、、笑
なんというかパプキンの行動の怪しさもマーシャの鬱陶しさも然り、見ててイライラした笑 最初は何が何だかよくわからなかったが見直したら色々と繋がった、、、
一言で言うと「狂気」の作品でした。
下積み中のコメディアンが、自分が売れるという妄想にとらわれ現実と区別が付かなくなりはじめるヤバイ話。

「タクシードライバー」のデニーロとスコセッシ監督の名コンビが再び送り出すヤバイ男。
尊大な自信ゆえに誇大妄想に取り憑かれ、やがて妄想と現実の区別がつかなくなる。こういう人、いそうでリアリティが沸き立つ。
妄想シーンと現実シーンを同等に扱っているために視聴者にもその境がわからなくなる演出は、さすが。
解釈に委ねられるラストシーンだが、クソほども笑えんネタだったことが決め手にならんかなぁと思う。
凄い。凄いのにスッキリしない感じ。
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