OASIS

ワンダフルデイズのOASISのレビュー・感想・評価

ワンダフルデイズ(2003年製作の映画)
2.3
エネルギーを巡る戦争によって暗闇に覆われてしまった地球を舞台に、戦いによって引き裂かれてしまった男女が再び出会うという話。

韓国産のCGアニメーション。
キャラクター造形が外国のモノや日本のモノを掛け合わせた様な変わったデザインで、主人公の女性もやけに顔がゴリゴリに濃くて艶っぽさが無くてCV:真田アサミの幼い声が全く合っていないように思った。
CV:山寺宏一はこの慣れない世界観の中でも流石の存在感でマッチしていただけに、ヒロインの浮きっぷりが惜しい。

背景がミニチュア特撮とCGの融合を駆使して作られているらしく相当気合が入っているし、バイクの疾走感やマントのはためき方、煙草が炎によって擦り減っていく描写などはとても美麗で目を引くものがある。

ただ、美術は素晴らしいのだけど話の内容は日本のオリジナルアニメのあれやこれやを流用したような浅さを感じる。
幼馴染との劇的な別れや悲しい再会、自分の感情をもろに吐き出す主人公達に無駄に熱い脇役キャラなど韓流ドラマ的な部分も詰め込んでいるが、そのクドさがアニメーション美しさと反比例している。
自ら爆弾を持って突入するアイツとかその状況から考えて完全に無意味だし、その他も無駄死になキャラクターが多い。
そしてところどころ挿入される挿入歌が本当なら感動を煽る筈だが浮いている印象だった。

確かにクオリティの高い映像なのだが、それも話が汎用されたモノだと何の意味も成さないと思うのでガワだけでなく中身にも凝って欲しかったところ。