B級怪獣エイガ

サイコ・ビーチ・パーティのB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

サイコ・ビーチ・パーティ(2000年製作の映画)
3.8
OPの【首が3つのウェイトレス】のクソ映像から、ホットドッグ店員が2021ベストオブ『なんだって?(吹き替え)』を発した時点で最高映画見つけたとテンション上がった。

そしてそっからのダサすぎタイトル入り映像から【グリーンバックサーフィン】シーンまでの流れなら4.5出てる。

その中で特に好きなシーンが、女の(わざと)ほどけたビキニを直してあげてる男のシーン。

男『これはきっと、過剰に刺激された性本能の無意識的反応だね。』

女『まあ!いやらしい言い方ね!』

男『ああ、ごめん。大学の心理学部を中退してるもんだからね。』


いや中退かい!!!wwwwwなんだお前!!!

と、終始こんな感じの【なんだよこれバカ映画】で声出して笑いながら見てた。

そしてなんと言っても出てくるキャラクターが皆マジで無駄に、ほんとに''無駄''にキャラが濃くてそこも良かった(?)
主人公の多重人格少女をはじめ、クソ映画オタクな女の子、超絶嫌味吐きまくり毒舌車椅子少女、バケモノ厚化粧警察、アホエイミーアダムス…etc.

兎に角お腹いっぱいになる。

そしてそのキャラ達が繰り広げるショーもないホラコメの先にあるラストにひとつもの申したい。

いやいやいや!!せっかく主人公の豹変の前フリとしてクルクル🌀渦巻き描写を前半散々やってたのにラストバトルの1番盛り上がるはずの布石回収絶交チャンスでその演出やらないのマジで意味わからん何してんの!!?!?絶対やった方が盛り上がるしクサい必殺技みたいで最高だったのに………マジで勿体ないわ。これやってたら0.1スコア上がってたよ多分。やっちまったな。

そしてオチ!!!マジかよ!!!www

まあなんやかんや拾い物にしては結構楽しませてくれる映画だった。まあまあ好き。





ちなみにフィルマの設定画像の画質が終わってる上に60年代の雰囲気が特徴の今作だからなかなか気付かれないが、2000年の映画である。