YAZ

にがい米のYAZのレビュー・感想・評価

にがい米(1948年製作の映画)
3.7
古いイタリア映画観る

イタリア伝統の米作に出稼ぎで働
きに来た女性達に宝石泥棒の情婦
混じりリーダー格と男の奪い合い
になるがの話

戦後間もないネオレアリズモの
名作ということで観る。
リーダー格に中年期にヴィスコンティや
パゾリーニ作に出演してるシルヴァーナ
・マンガーノ。グラマラスな如何にもイ
タリアの女優という感じでキャリア終盤
とはイメージ違うようでした

ネオリアリズムというと自転車盗まれた
り貧しい漁民だったりで負のオーラ思い
浮かべますが本作はエネルギッシュな女
性のオーラで出稼ぎ来るぐらいなので貧
しいだろうけど陽気な空気が漂うです

ただその陽気さがけっして面白いという
ほどでもなくその代わりに冒頭と終盤の
宝石泥棒が絡むシーンのサスペンス度が
かなり高く肉感的な女二人は魅せますけ
ど犯罪映画の印象強い。
この監督ハリウッドでノワールとか撮れ
ば面白いの作ったのではないでしょうか。
イタリアで撮ってるかもしれませんけど

出稼ぎ女と犯罪者と情婦の三角関係から
の悲劇で終わるのはやはり負ですかね
YAZ

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