ルビ

12人の怒れる男のルビのレビュー・感想・評価

12人の怒れる男(2007年製作の映画)
4.5
1つの場所だけでこんなにも長い時間、テンションを保って居られるのは凄いと思った。12人もいるがキャラが被らず、かつそれぞれのキャラクターを自然な形でストーリーに語らせ絡ませている。そしてそれが事件をそして各々の考えを変えていく様がまた面白い。ロシアのひいては世界の普遍の現実、人間の卑しさをあぶり出し、裁判員制度の恐ろしさをうまく描いていたと思う。教科書で語るより、この映画見せた方が良い。早く帰りたいという一心で人の人生を奪ってたまるかと、結局は自分の信念を貫くべきだと自覚させられる。一筋縄で有罪無罪を決められない現実が予測不能にさせた秀逸な脚本に唸るぜ!!
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