「現代ロシアが抱える諸問題を浮かび上がらせるためにオリジナルを活用した」という意見には大いに納得。予習と見方の用意が必要なタイプの映画。
オリジナルの「早く終わらせて帰りたくてしょうがない」感が欲し…
「12人の怒れる男」
〜最初に一言、大傑作。1957年にベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いたオリジナルと肩を並べるレベルの法廷で真実と認められた証言を詳しく検討して、その矛盾を指摘し、疑問の余地を見…
シドニー・ルメットの名作『十二人の怒れる男』を、巨匠ニキータ・ミハルコフが舞台を現代のロシアに置き換えてリメイクした社会派ドラマ。ヴェネチア国際映画祭で特別獅子賞を受賞したほか、アカデミー賞外国語映…
>>続きを読むロシア原題はシンプルに「12」である。
言わずと知れた有名作のリメイクであり、そのつもりで観ていると最初はオリジナルとの比較が面白い。こっちは体育館で寒そうだねぇ、そうそうここで一人寝返るのよね、…
話の大筋はオリジナル版と同じですが、話の舞台がロシアであることに焦点を当てた民族的な話も入ってきます。
有罪無罪の議論が終わり、全員の意見が一致した後の展開は考えさせられるものがあり良かったです。
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名作と言われるもののリメイクなんてのは、大抵失敗の烙印を押されて沈没していくもの。
この作品も例外無しと思い鑑賞。
見てみるとのめり込ませる点もあるが、これはある程度ロシアとチェチェンの関係を知っ…
舞台劇のような作品だった。
役者の演技がみな素晴らしい。
のだけれどね。
正直言って、2時間40分のほとんどがオヤジ達の自分語りと探偵もどきの推測が、ほとんど台詞のみですすんでいくのできつかった。…
このレビューはネタバレを含みます
近頃は政治活動にも熱心なニキータ・ミハルコフ監督が、シドニー・ルメット監督の「十二人の怒れる男」を現代ロシアに置き換えてリメイクした作品。オリジナルのルメット監督作は何度も繰り返し観た映画だった。…
>>続きを読む大学院の時の先輩に、12人の怒れる男たちはアメリカ版でもなく日本版でもなく、ロシア版が一番良いよって言われてて、ついに見た!
このめちゃくちゃな鬱陶しさ、話も長いし、というか話の前置きも長いし、話…