キーファー・サザーランド扮する夜警が呪われた“鏡”の謎に挑む戦慄のホラー・サスペンス。
03年製作の韓国映画「Mirror 鏡の中」をハリウッド・リメイク。
廃墟を巡回中、
妖しい鏡に触れたことから、
主人公の周囲で得体の知れない恐怖が次々と降りかかるさまをショッキングな映像満載で描く。
オリジナルは未見。
アジャ監督という事でグロ描写は用意されているが、
アジャ監督特有のグロ目的で観ると物足りなさが残る。
唯一の見せ場は、
エイミー・スマート演じるアンジェラが、
浴槽で自ずから口を引き裂くシーンくらいである。
キーファー・サザーランド演じるベンが、
同僚を誤って射殺したことから停職処分になり、
アルコール依存になってしまう中、
大火災で閉鎖されたデパートの廃墟を夜警の仕事へ就くことになるが、
夜警先の廃墟で行く度に怪異にあっているに、
性懲りもなく次の日にも夜警に出かけるのが凄い。
普通なら二度と近づかないと思うけど。
ジャック・バウアーさながら捜査を進めていく。
ジャック・バウアーとして見てしまうと、
安心して怖さがなくなってしまう。
鏡の中の悪魔とどう対決するかと思いきや、
最後に老婆が登場するのは分かりやすい。
ラストの意外なオチには驚かされるが、
あの後の展開が気になる。