一言で申しますと。
やるせない
始終暗くて、笑ってるｼｰﾝは酔ってる時だけ。っていう、王道ﾗﾌﾞｺﾒが好きな人には絶対お薦めできない作品(滑り出しは明るい要素もあるらしいけど。観てないんだよね)
重度のｱﾙｺｰﾙ依存症であるBen(Nicolas Cage)と孤独を嫌う娼婦、Sera(Elisabeth Shue)の愛の物語。
二人は好きという気持ちのままに同棲を始めるが、お互いの行動に我慢を続け、好きの気持ちは変わらないのにだんだんとすれ違っていく。
結果、二人は━━━。
あたしNicolas Cageが嫌いで。基本的に彼が出てる映画は不快になるからもはや見ないんだけど、今回の役！！！
どうしたのってくらいよかった！！！
ｱﾙｺｰﾙ依存症者特有の、ｱﾙｺｰﾙが足りなくて禁断症状が出てる様子も上手だったし！
ちょっと株が上がりましたん
どうしても豊かすぎる胸毛が気になるけど(泣)
あとこれ原作があるらしく、それの著者がJohn O'Brienっていう小説家なんだけど、彼自身も相当なalcoholicで、この作品の映画化が決定した2週間後に、拳銃自殺したそう。彼は主人公のBenとは違って何度もお酒を断って人生をやり直そうとしていたらしく…その事実がより一層哀しさを惹きたてる。
てかねー
共感できるんす
好きな人には、自分より大事なもの(今作の場合ｱﾙｺｰﾙ)があるんだけど、酔ったりして普段張ってる気が緩んで理性もなくなって、本当の意味で本能だけになった時には、自分(今作の場合Sera)も大切ってなる。。
Seraの気持ちが分かりすぎて辛かたー
でも、不思議と今はそれが悪いことだとは思わなくって、優先順位なんて人それぞれで、誰しも大切にしたいものってひとつじゃないって思う
これ、難しいようだけどきっと単純なことだよね？
…つって、深読みすればいくらでもできる～(笑)
ﾌﾟｰﾙでのお酒のﾎﾞﾄﾙを使ったｼｰﾝがｴーーーﾛい、Elisabeth Shueが色気ありすぎ。(笑)監督の指示なんだろうけど、こんな女優さん久しぶりに見たわ！
けど、最後にやっとひとつになれたのに、そのｼｰﾝがほんとにほんとに哀しすぎる
救いようのない、でも深い愛を描いた大人な映画
John Lennonの子どものJulian Lennon他著名人が多く関わる音楽との相性も抜群、夜中に独りで是非。
