TatsuoMiyamoto

リービング・ラスベガスのTatsuoMiyamotoのレビュー・感想・評価

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)
3.9
再鑑賞

数えるとザ・ロック、フェイス/オフ、60セカンズと好きな映画が結構あるニコラスケイジの代表作。アカデミー主演男優賞はこの映画で獲っています。

元ハリウッドの売れっ子脚本家ベンは酒に溺れ会社を首になり、さらに家族にも見捨てられてしまう。何もかも失った男は退職金で死ぬまで酒を飲もうと決め、ラスベガスへ向かう。死に向かうアル中男と彼を好きなってしまう娼婦サラの恋物語。

ニコラス ケイジのアル中男の演技は見ものです。本当にアル中なんじゃないかと思う程の病的な表情、出で立ち、またそんな男を好きになる娼婦役のエリザベス シューの演技も良い。アル中のベンに惹かれていき、何もかも受け止める覚悟で愛するサラは途中から切な過ぎて見てられなくなります。

ベンが描いた死に向かう脚本に娼婦サラがのっかかる。愛しているのに酒をやめさせず、死に向かうベンに寄り添う。そんな2人の破滅に向かう切なさ過ぎる物語をムーディーに引き立てるのが音楽。この映画の中で挿入される数々の素晴らしい音楽が無ければ見てられない内容です。

SpotifyでLeaving Las Vegas 検索してみてください。 スティングのMy One and Only Loveを含んだプレイリストを作成してくれてる方がいます。感謝です!
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