1SSEI

イップ・マン 序章の1SSEIのレビュー・感想・評価

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
4.0
“武術=暴力”

世間にはこういう風に思ってしまうひともいると思います

だって暴力振るってる人も、武術をしてる人も、端から見たら動きにキレがあるかないかみたいな違いしか見えないかもしれませんから

しかし、絶対的な違いがそこにはある

暴力ってのは文字の通り“暴れる力”ですから、自分の理性や意思より先に力が暴れてしまう状態だと思うんです。

そしてその力を抑制し、我が物にする術こそが武術。
暴力と武術は似て明確に非なるものです

ってことをこの「イップ・マン 序章」からビンビンに伝えている‼︎‼︎‼︎

主人公は題名通りイップ・マン。
詠春拳の達人であり、有名どころではあのブルース・リーのお師匠さん。

そんな彼が日中戦争の最中、日本軍の占領下でいかにして生きたかというのが話のメインとなりますが、それは同時に暴力が氾濫する世界と戦った武術の達人の物語でもあるのです

見て貰えばわかりますが、イップ・マンの詠春拳は指先まで神経が行き届いた身体を極限まで自分の支配下に置いた武術なんです

そしてなぜそれを行使するかと聞かれれば紛れもなく「守る」ために他ならない‼︎

これが武術‼︎これがイップ・マン‼︎

そんな彼を演じるのはドニー・イェン。果たしてドニー・イェンを嫌いな人なんて存在するんですかね?

一見 優しげなおっさんなんですが、拳を交えた途端に絶望を与えるほどの強さを体現できる人は他にいませんよね
そんくらい戦闘シーンの肉体的説得力は凄まじいものがあります。
アクション指導でサモ・ハン・キンポー入ってるだけありますね

日本軍の扱われ方などから反日映画だと感じる方もいらっしゃるみたいですが、これに関しては基本的には史実ですからちょっと御門違いかなと思います

なんか滅茶苦茶重い映画みたいな感想になっちゃいましたが、普通にアクション映画としても楽しめます‼︎しかも超上質‼︎

イップ師匠‼︎‼︎イップ師匠‼︎‼︎