ヘヴンの作品情報・感想・評価

「ヘヴン」に投稿された感想・評価

Shelby

Shelbyの感想・評価

3.6
美しい…。
セリフ少なめだし、そこまで感情的じゃないんだけど、それが逆に印象に残ってる気がする。
撮り方が最高に好み。
ケイト・ブランシェットの美貌が今と差がなさすぎて驚愕。本当にエルフなのかも…。
あと、変態でも変人でもクソ野郎でもないジョヴァンニ・リビシは貴重。
andrew

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3.5
あくまでも現実の中の幻想。
偶然合う目や握る手の温もり
ありふれた現実の幻想が
立場を超えて二人を結ぶ。
この起こりうる魔法(幻想)の謎を
自分はうまく説明できない。
言葉を交わさず見つめるだけの
やりとりに自然な愛の形を見る。
重いよね〜
sさん

sさんの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

魂と魂の触れあいをずっと見ていたような気がする。
だからラストシーンは自然と天国へ見送るような心もちになった。

アルヴォ・ペルトの '鏡の中の鏡' がいつまでも耳に残る。


「トムの作品はどれも幻想と現実の分岐点で真実を求めようとしてる」
製作総指揮 アンソニー・ミンゲラ
(メイキング映像より)
pika

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4.0
ケイト・ブランシェットとジョバンニ・リビシの名優コンビの才気と存在感が大爆発してて、ドラマや演出的にもこの二人の動向や表情に集中してるので、展開はポコポコ穴が空きまくってるのに何故か鮮やかなほど無駄なくブレない。作家性なのかなんなのか煙に巻かれたような味わいがとても良い。笑

展開にツッコミ入れたら負けな雰囲気で押しまくる演出が面白くて、車に隠れていたら運転手が逢い引きしだす下りとか、後半の変装めいた描写は画的にも状況的にもシュール過ぎて逆に目立つだろとか、ラストの締め方とか、美しく美麗なロマンスで叙情的にしたいんだろうなと、伝えたいことはわかるんだけどなんでそんな方向なんだよ!っつー明後日具合がさすがトム・ティクヴァ!な感じでたまらなかった。笑

他の方のレビュー見るとキエシロフスキーの遺稿を、キエシロフスキーに影響を受けたトム・ティクヴァが監督して、というところに着目してる方がいて、そこらへんに今作の個性云々の謎が隠れているのかもしれないとは思いつつキエシロフスキーはまだ1作も見たことがないのでわからないが、個人的にツボったトム・ティクヴァ節が実はキエシロフスキーからきてるものなのであればかなり気になるなと見てみたくなった。
filmoGAKU

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5.0
【ヘブン】個人のメモ・雑記
キェシロフスキ氏の遺稿となった三部作「天国」「地獄」「煉獄」について、それぞれが受け継がれて映画化されている。「天国」は2002年の『ヘブン(Heaven)』、「地獄」は2005年の『美しき運命の傷跡(L’enfer)』、そして「煉獄」は2007年に『Naděje(希望)』として。

この『ヘブン』の映画化はトム・ティクヴァ監督によった。ティクヴァ氏の『ラン・ローラ・ラン』も氏からの影響大、特に『偶然』、だと散々と言われて、監督自身も特に否定はしていないし、そしてそれが別に悪いことだとは思わない。ここフィルマークスの多くのレヴューも得意げに同じ事をいってる。だが、実際そうだろうか?

この『ローラ』鑑賞から受けるのは、『偶然』とは全く異なる作品であるという点だ。氏の作品受容の相を想起させるような、人生の相は多様であり、『ローラ』が描くところもこの人生の多様・多角性を3点から描くという以外に同じとする点は別に見当たらない。にもかかわらず、全てが「偶然」のテーマと感じるという理解・解釈の一元化、悪くいえば「思い込み」というものは人によっては避けられないものなのかもしれないと感じレヴューなり評価・批判というものが厄介だなとも感じた。氏自身のインタヴューでも、一番大切なものと一番怖いものを、観客であり、その観客の無理解だと言っているのは印象的だ。

『ヘブン』を撮影したティクヴァ氏もこの遺稿の映画化に際して、他人の残した意志をそのまま作品化することはしたくなかったと言っている。独自の映像表現で独自の世界を目指したと強い意志を表明している。原作(遺稿)を読むと、確かに、それを可能にしたのか否か、そのティクヴァ氏が表明したことの真価を納得できる作品だと感じる。
脚本、監督陣も気になるところだし
主演はケイトブランシェットだったので
期待して鑑賞

名演技

浄化される系映画
静かな作品。
吐息が聴こえてきそう。

ある意味淡々と映し出していく。

ブランシェットとリビシが凄く透明感があって、天国へ本当に行ってしまった、と思わせる。

なんとも言えない余韻を残す。
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