こたつreboot

アンダーグラウンドのこたつrebootのレビュー・感想・評価

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)
4.1
最初のブラスバンドの音楽で魂にズギュンと来てしまったので(音楽の力は偉大だ!)、この感想は役に立たないものになってしまう恐れがありますが、この作品に流れる基調も、
バカなのか、バカじゃないのか、
アホなのか、アホじゃないのか、
やりたい放題、好き放題、
戦時中にあるまじきノリで進むマイウェイ、
というキャラクタたちで彩られているので、まあ良いのでしょう。

ちなみに僕は、先入観で映画に臨みたくなかったので、基本情報すらも目にせずに観ていて、舞台がユーゴスラビアだということも知りませんでした(なんとロシアだと思ってました…恥)。
それでも、途中でようやく気付き、あれ?ユーゴスラビアって内戦とか色々あって大変な国じゃあないの?と無知を曝け出しながら物語に付いていきました。

その物語の根底に流れているのはひたすらに高い熱量で。その熱量が悲惨な場面すらも笑いに変えてしまっていきます。すげー。
でも、だからといって悲しい場面がないわけじゃない。ヨヴァンくんと一緒に拝む日の出なんか胸が詰まるシーンだと思いますし、彼岸でのパーティには、かーなーり心が揺さぶられました。

それにしてもヨーロッパの地下に連絡道路が張り巡らされていたら面白いでしょうなあ。そんな世界観も楽しめる大人のための映画でした。