なつ

アンダーグラウンドのなつのレビュー・感想・評価

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)
5.0
5時間14分完全版にて至福の時間を過ごした。
“昔ある所に国があった”
ユーゴスラビアの激動の歴史をクストリッツアが唯一無二の世界観で描いた、大・大・大好きな物語。
愉快で陽気なツービートのブラスバンド音楽が心地好く、映画を盛り上げる。
登場人物、チンパンジーもユニークでユーモア満載なので、戦争を扱ってるけど湿っぽくない。
初めて観たときは、衝撃で興奮。
二度目は、落ち着いて世界観を堪能。
今回は、監督の“心”、“魂の全て”が込められたラストシーンに、涙が止めどなく流れて最も感動した。

故淀川氏がラストシーンの素晴らしさに『涙で画面がくもってしまう』と語ったのは有名な話だそう。
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