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アンダーグラウンドの1000のレビュー・感想・評価

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)
5.0
三年と半年を経ての再鑑賞だが、文句のつけようがない傑作だった。
いつまでも終わらない狂乱が、切ない。

テオ・アンゲロプロスの描いた、神話的で静謐としたギリシャ史とは対照的に、クストリッツァの描くユーゴスラビア史は騒々しく、どこまでもスラップスティックだ。雄弁なメディアとしての映画の特性を、これ以上無いほど引き出している。100年単位で語り継がれるべき名作。
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