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スターダスト・メモリーのsonozyのレビュー・感想・評価

スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)
4.5
1980年、ウディ・アレン監督・脚本・主演のモノクロ映画。
ウディ・アレン版「8 1/2(フェデリコ・フェリーニ)」かな?

ウディ・アレンが売れっ子の映画監督サンディの役を演じ、評論家、偽知識人、ファン...面倒くさい周囲/環境に翻弄されつつ、映画製作や恋愛関係に悩む、現実と幻想が混ざったファンタジックで自伝的要素も多めの作品。

映画の冒頭、列車に乗るシーンで、無名時代のシャロン・ストーンがチラッと出演。

ウディ・アレンのしゃべくり砲はいつも通りで、これは字幕入れるの大変だなぁと。笑(見たのは吹替版です)

元カノの美人女優ドリー(シャーロット・ランプリング)、今カノの2人の子持ち人妻イゾベル(マリー・クリスチーヌ・バロー)、映画祭に来ていた女性バイオリニストのデイジー(ジェシカ・ハーパー)と、3人の女性に心揺れる、贅沢な環境。^^
特に、サンディのイメージに浮んでは消えるドリー(シャーロット・ランプリング)の存在が印象的です。

ルイ・アームストロング「スターダスト」、グレン・ミラー「ムーンライト・セレナーデ」などのジャズの名曲も染みます。

アレン作品の中でもお気に入りのひとつになりました。

※製作中の1980年はジョン・レノンが銃弾に倒れた年で、今作にもそのモチーフが取り入れられたりしてます。
※アレン作品にしては珍しくニューヨークを離れ、ニュージャージー州のさびれたビーチリゾートで撮影。
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