J四郎

キックボクサーのJ四郎のレビュー・感想・評価

キックボクサー(1989年製作の映画)
3.6
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の格闘アクション。
この映画は人気が高いらしく後にシリーズ化され、最近でも製作されておりましたね。

タイに乗り込んだカート(ヴァン・ダム)と兄貴はトン・ポーという悪そうなキックボクサーと対戦。しかしこのトン・ポーは試合前にコンクリの柱を破損させるほどの蹴りを披露。やっぱり兄貴は返り討ちに遭い半身不随になります。カートはジアンという達人の元で修行して復讐を誓います。

ロッキー4とカンフー映画を足して2で割ったような話ですが、カートは厳しい特訓をしつつ地元のお姉ちゃんとイチャつきます。やがてトン・ポーとの試合が決まるんですが、敵はヤバいと思ったのか汚い手段を使って脅して来る。ここら辺が古いアクション映画の悪いトコで下がります。普通に強敵とガチでやり合う方が断然面白いのに。

決戦は古式な戦い方となり拳にガラスの破片を搭載する!と男塾並みの凶悪デスマッチ。それと平行してワルの軍団との戦いもありまして、悪は死ね!的な爽快アクション。いや~この辺も80年代アクションの名残が燻ってます。あ、ギリギリの89年の作品か。

コレは久しぶりですが何も考えずに観れる気楽さはある。若いヴァン・ダムのキレの良いアクションは見応えあり。でもこの次に彼が出演した「ライオンハート」の方がずっと面白かった記憶があります。
J四郎

J四郎