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少しばかりややこしい映画だ。
いや、筋立て自体はそうでもないのだが、登場人物が多いのと、誰が誰に雇われていて、それぞれの目的が何なのかを理解するのに若干の努力を要する。
とにかく説明が早口なのだ。
私はのんびり屋さんである。
アホみたいな顔してのんびり観賞していたら、すっかり説明が終わっていた。
仕方ないので、序盤だけ3、4回観直したのであった。
私なりにまとめてみた。
物語の中心にいるのはイズラエルという元マジシャンの男だ。
この男がマフィアの様々な秘密を知る証人である。
FBIはイズラエルを保護し、マフィア壊滅のために司法取引をしようとしている。
ライアン・レイノルズ、レイ・リオッタ、アンディ・ガルシアがこのグループだ。
ベン・アフレックら3人のグループもイズラエルを確保しようとする側だ。
弁護士の依頼で保釈中の彼を探し出し、きっちり法の管理下に置く事が目的だ。
黒人美女2人組はイズラエルを誘拐し、身代金をせしめようとする勢力だ。
マフィアのボスが雇ったというスウェーデン人は最後まで謎の存在だ。
ものすごい巨額の報酬を受け取るらしい。
その巨額の報酬の噂が広まり、3組の暗殺グループがイズラエルを狙う。
拷問の達人の傭兵、ネオナチ3兄弟、変装名人のヒットマンだ。
ざっとそんな図式である。
ここに様々な人々の思惑が絡んできて、更に物語は混沌とするという寸法だ。
最後は以外な真相が明かされて、ウワ~となるが・・・いや、そうでもないか。
まあ、何かと腑には落ちた。
もう少しシンプルにできなかったものか。
色々詰め込み過ぎて集中しづらい。
ちょっと苦戦したが、面白かった。
空手少年とかワケ分からん場面はあるが、サスペンス演出は良かったと思う。
ネタバレ
なんせ、ベン・アフレックがいきなり殺されてしまうのだ。
至極、あっさりと。
私たちはこれで、登場人物の誰も安全ではないという印象を刷り込まれる。
ドキドキのサスペンスを楽しめるのである。
個人的に美女二人には助かって欲しかったのだが、果たして・・・
私はのんびり屋さんだが、美女の危機を黙って見過ごすような男ではない。
男気というやつが私にもあるのだ。
急いでご飯を食べて駆けつけるとしよう。
今日のご飯は私の好物のクリームシチューである。
非常に楽しみだ。