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ルードヴィヒ/神々の黄昏のhayatoのレビュー・感想・評価

ルードヴィヒ/神々の黄昏(1972年製作の映画)
2.9
【狂王と言われたルードヴィッヒ二世。彼は何を思い、何を築いたのか。】

★名台詞
ルードヴィッヒ二世『私は謎だ。謎のままでいたい。永遠に。他人ばかりか。じぶんにとっても。』

↑謎めいた人物だが、国王の孤独さを良く表している。

《ストーリー》○
《演技》○
《音楽》◎
《展開》×
《笑い》△
《感動》○
《泣》△

★感想
こっちは完全版よりも短いが、史実映画。
退屈になったところもあったが、人間関係の微妙な心情の変化。孤独な国王としての演技が素晴らしいヘルムートバーガーの演技に魅了された。

ワーグナーの曲が個人的に大好きで、ルードヴィッヒ二世との交流は良好ではなかったと言うのが悲しい。

パトロンとしてのルードヴィッヒ二世がただのカモにしか見えなかったし…
国王が芸術ばかりを追求させてしまうと国政の方に目が行かなくなってしまう。

それでもワーグナーが有名になったのも、ルードヴィッヒ二世のおかげ。
クリスマスで妻のコジマに演奏を披露させたのが印象的だった。

恋はなかなか実るまで、思い通りにならないのですな〜〜。
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